2010年2月7日日曜日
みなさん,ぜひ読んでみてください.
当院の患者様の本が発売されました!!
「犬と,いのち」という本です.
今日のブログは,この本を皆様にご紹介いたします.
この本は,殺処分されていく犬たちの実態を,心の奥深くに訴えてくる愛情に溢れた文章とやさしい目線のモノクロ写真で綴る写真集です.
犬を捨てる人がいるという事実,施設の実態,行政の問題,ボランティアの方々の活動など長くこの問題に取り組んできた作者の渡辺さんだからこそ書ける,幅広い視点からの「知ってもらいたいこと」を写真と共に.しかしそれは,問題意識を高く持ってもらうための厳しい指摘ではなく,生き物を愛する愛情に満ちたことばと写真です.
と言うのが,この本の紹介文です.
すごくまとまっているので,ほぼそのまま書きました.
そして,こう続きます.
(素晴らしい文章なのでこれもそのまま載せます)
まずは,勇気を出して知ってください.
そして,そこにあなたのあたたかな気持ちを添えて,
多くの人に伝えていってほしいのです.
「かわいそうで出る涙」ではなく「あたたかい気持ちになって流れる涙」を.
この本の写真を撮影されたのが当院の患者様なんです.
様々な施設で本当に様々な場面・実態を写真に収めてくれました.
「里親探し日記」というブログにこの本に込められた彼女の気持ちが綴られています.
是非ブログもご覧ください.
動物に関わる仕事をしているのに,
こういう問題に関して,
自分にできる事の少なさ,無力さを感じます.
でも,だから見て見ないふりをするのではなく,
自分にできる事を,小さなことでも一生懸命に継続していかなくては,と思います.
より多くの人たちが少しずつ力を合わせれば,必ず今の状況は変わります.
動物福祉先進国と言われる欧米諸国にも,動物たちにとって暗い時代は
ありました.でも,それが変ったんです.日本でもできるはずです.
まずは第一歩,この本を手に取ってみてください.
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