米国のワシントン大学(シアトル)などの研究チームがビーグル犬やダックスフントなど10犬種の遺伝子解析を12日までに完了し,身体の大きさや毛の長さなどの特徴に関連があるとみられる遺伝子領域を155カ所特定したそうです.
他の動物の遺伝子解析を行うことは,様々な遺伝子やその関連領域の変異などがどのような影響となって表れるかを分析することになり,人間の遺伝子疾患の解明にも役立つので,現在世界中の学者がこぞって研究しています.
難病とされている遺伝子疾患の原因が解明されることは,今まで治療不可能とされてきた多くの患者さんに一筋の光明を照らすものとなりますから大いに希望と期待が持てますね.
でもね・・・,人間は時として誤った方向へ好奇心を発揮してしまう困った動物ですから,私としては何だかちょっと危惧の念を抱かずにはいられません.
もしかしたら近い将来,皮膚がツルツルのシャーペイができて(もはやシャーペイじゃないか?)人気を博したりしてね.
これならまだましかもしれないですが(全然ましじゃない!?),遺伝子解析とクローン技術を悪用してとんでもない生物を誕生させたりしてしまうかもしれません.(技術的には既に充分可能です)
自然が何億年もの長い歳月をかけてやってきたことを一瞬でやってしまうもので,神の領域に手をつけてしまうものです.
科学者,研究者の理性とプライドに任せるしかありませんが,はてさてどうなるものでしょうか?
正しい道を切り開いてくれるものと期待しましょう!
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