2009年12月18日金曜日

CAPP活動について


今日は昨日のブログで触れた「CAPP活動」についてのお話しです.
CAPPとは,Copanion Animal Partnership Programの頭文字をとったもので,日本語では「人と動物のふれあい活動」と訳します.
公益社団法人 日本動物病院福祉協会(JAHA)が,1986年5月よりスタートさせた活動で,もう20数年の歴史があります.(詳しくは当ホームページ,リンク先からJAHAへ)
CAPP活動には,動物介在活動(AAA),動物介在療法(AAT),動物介在教育(AAE)などがあり,それらの総称として「CAPP活動」と呼ばれています.
JAHA会員動物病院の獣医師と多くのボランティアの方々,そして,ワンちゃん,猫ちゃんたちが参加して行われており,全国の様々なところで活動しています.

動物たちには理屈では説明ができないような不思議な力をたくさん持っています.
みなさまも経験されたことが多々あるのではないでしょうか.
医学的には,動物と一緒に生活をされている高齢者の方が,そうでない方よりも心疾患や脳血管疾患の発生率が低いことが証明されていたり,動物介在療法によりいわゆる寝たきりの高齢者の方々の離床率(寝たきりでなくなる)が飛躍的に上がったりすることが証明されています.
欧米先進国では,日本よりはるかに積極的に医療現場(高齢者だけでなく小児科にも)や教育現場に取り入れられています.
これからの日本でも,こういう重要で大切なところにもっと多くのしっかりとした予算を配分していただきたいものですね.

2か月に1回,大田区のある高齢者施設にブラウンと茶々とマリちゃんはCAPP活動にでかけます.
ブラウン,茶々,マリちゃん,いつもお疲れ様です.
いつもいつも,おじいちゃん,おばあちゃんに溢れんばかりの笑顔を与えてくれてありがとうね.

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